生メディアと加工メディア

Mt.EGEさんによると、gooのブログはpingフィルターが付いてるらしい。
オイラもpingについてはよく理解してないのだが、オイラお得意のザックリ理解だと『新しく記事を書いたらその事を教えてくれる信号』と理解している。
pingを送ると最新ブログ一覧みたいなところに表示されるという便利な機能だ。

しかし、この機能に規制をかけているのだ。
ファルターにかけ、よろしくない言葉が含まれているものはジャンジャン除外されるらしい。
この事はgooBLOGの規約にも『pingされた内容については、当社が不適と判断した場合は最新記事一覧の表示がされない場合がありますのでご了承ください。』と書いてある。
不適切というのはインターネットで晒しては問題になる人の名前や電話番号といった個人情報かと思ったが、どうやら性に関するものすなわち、『援交』、『セックス』、『セクハラ』、『レイプ』などだ。
これらの言葉はふさわしくないらしい。
ちなみに、電話番号などの個人情報は、どっかの社長や会社の住所や電話番号などと判別しつらいので該当しないと思われる。
あと、pingだけでなく検索にもフィルターがかかっているようだ。
試しに『ちんちん電車』で検索しても引っかからなかった。
検索にもフィルターをかけて、とことん除外するらしい。

お子ちゃまもブログを見るのでエッチな内容は除外しようって意図かもしれんが、これはいかがなものかと思うぞ。
お子ちゃま諸君には良くないかもと心配するのは勝手だが、そんな理由で規制すんじゃねぇ。
見せたくなくても、隠されれば知りたくなるもの。
好奇心の塊の子供は他のページでもっと過激な内容を探し出すわい。

ブログというメディアは個人が簡単にページを持ち、情報が発信出来るツールとして新たなメディアになりつつある。
メディアで『援交』、『セクハラ』などというキーワードが除外されていたらどうなるか。
例えばテレビ。
援助交際が、テレビでニュースという形で発信される事により、アホな奴が『オレも(私も)やってみよう』などと思う奴がいる反面、それに対しての意見や対策を考える人がいる。
良い面、悪い面があるので報道するべきかどうかは意見が分かれるところかもしれない。
が、悪人ってのは裏ネットワークがあるので悪い情報は水面下で伝わってくるはずだ。
それを考えれば善人はそれをいち早く知って対策を立てた方が良い。
だからメディアは規制をかけてしまうのはよろしくない。
もちろん、個人情報を晒したり、事実を大幅に曲げた報道は規制すべきだが。
ブログというメディアは個人が感じた事をそのまま発信する、いわば生のメディアだ。
テレビなどのメディアは、加工されたメディア。

gooBLOGがやってる事は、ブログサイトのやる事ではないと思う。
そんなに規制したいなら規制すりゃいいが、メディアとしての姿勢が問われますな。

この前は、ブログの著作権で問題になってしまい、規約改変をしたgooBLOG。
ブログの著作権は、ユーザーには帰属しないけど、悪い事書いて訴えられたりしたら責任はユーザーに帰属するなんていう都合の良い規約を、著作権も責任もユーザーという当たり前の内容に変えた。
ちなみに、ライブドアも同様のことを規約に載せてた。
今はどっちとも改変してます。

当たり前のことをする。
gooBLOGにとって当たり前とはどんな事なのか、以後注目である。

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