値引きというマーケティング

商売をしていると必ずといっていいほど起きる値引き。
営業で汗だくになりながら色んなものを売ってる人らにも必ず「もうちょっと安くしてよ〜」、「あと一声!」とかいう言葉が浴びせられる。
「冷たいお茶でもどうぞ (´-ω-)旦」なら良いけど、「安くしてよ」は痛い。
強気に、「値引きはしませんぞ」という態度でいても他のライバル達に仕事を取られはしないかとビクビクしてたりする。
んで、結局値下げに応じる。


どんな場面でも金銭の交渉という場面はある。
金銭の交渉というより値引き交渉だな。
でも、値引きしないという強気な態度を貫ける場合もある。
値段では差別化出来ない圧倒的優位性を持ったものがそれ。
値段だけで差別化を図ろうとするのは敗者のマーケティングだ。
値段以外にも色々やる事はあるが、それを放棄して値引き交渉に入るのはいただけない。
完全に負け。
マーケティングを放棄した「負ーけティング」。

こんな事はしばしば起こる。
見ていて嫌になる。
しかし、結局自分も値引き要求をされていたりする。

コンサル業界も値引き合戦の時代。
そしてIT業界も値引き合戦。
ダンピングもまかり通る。
なんでもかんでも値引きさえすれば売れる。
ソリューションだなんだかんだと値引きをしたくないために言われる。
実際は何も変わらず美辞麗句を並べ立てただけだったりする。

値引きばっかりする売り手と、値段ばかり見てる買い手、ある意味お似合いの世界。
そんなんで景気がよくなるわけねぇよ。


さぁ、小生に何があったでしょう。
分かっても何もあげないけど問題出してみる。


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